ニボルマブ+イピリムマブで転移性大腸がんのPFS改善
23カ国の病院およびがんセンター128施設で、免疫療法未施行の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)またはミスマッチ修復機能欠損(dMMR)を有する転移性大腸がん患者707例を対象に、ニボルマブ+イピリムマブの効果および安全性を検討する第III相非盲検無作為化試験(CheckMate 8HW試験)の中間解析結果を報告。追跡期間中央値は47.0カ月で、主要評価項目は無増悪生存(PFS)とした。 その結果、併用群でニボルマブ単独群よりも有意かつ臨床的意義のあるPFSの改善が認められた(ハザード比0.62、95%CI 0.48-0.81、P=0.0003)。PFS中央値は併用群で未到達(95%CI 53.8-推定不能)、ニボルマブ単独群で39.3カ月(同22.1-推定不能)だった。治療関連有害事象発生率は全グレードで併用群81%、ニボルマブ単独群71%、グレード3ないし4ではそれぞれ22%、14%だった。併用群で2件(心筋炎、肺炎)、ニボルマブ単独群で1件(肺炎)の治療関連死が確認された。...
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