IVF予後不良女性に全胚凍結戦略で生産率改善せず
2025年2月21日
British Medical Journal
中国の大学付属不妊センター9施設で、体外受精(IVF)の予後予測不良な女性838例を対象に、新鮮胚移植に比べ全胚凍結戦略により生産率が改善するかどうかを無作為化比較試験で検討。IVF予後予測不良は、採卵数9個以下または卵巣予備能不良(胞状卵胞数5未満または血清抗ミュラー管ホルモン値8.6pmol/L未満)と定義した。主要評価項目は、妊娠28週以降の生児出産とした。 intention-to-treat解析の結果、生産率は凍結胚移植群の方が新鮮胚移植群よりも低かった(32% vs. 40%、相対比0.79、95%CI 0.65-0.94、P=0.009)。凍結胚移植群の方が新鮮胚移植群よりも臨床的妊娠率(39% vs. 47%、同0.83、0.71-0.97)および累積生産率(44% vs. 51%、同0.86、0.75-0.99)が低かった。出生時体重、産科合併症発生率、新生児罹病リスクに群間差は見られなかった。...
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