rifampin耐性結核に新レジメンが標準治療に対して非劣性
2025年2月23日
New England Journal of Medicine
フルオロキノロン感受性rifampin耐性結核患者754例を対象に、ベダキリン(B)、デラマニド(D)、リネゾリド(L)、レボフロキサシン(Lfx)またはモキシフロキサシン(M)、クロファジミン(C)、ピラジナミド(Z)を組み合わせた9カ月間の経口レジメン5種と標準治療を第III相非盲検無作為化非劣性試験で検討(endTB試験)。主要評価項目は73週時点の良好な転帰とし(喀痰培養2回陰性または良好な細菌学的、臨床的、放射線学的進展と定義)、非劣性マージンは-12%ポイントに設定した。 その結果、修正intention-to-treat解析(対象計699例)で、標準治療群の80.7%が転帰良好だった。標準治療とのリスク差はBCLLfxZが9.8%ポイント(95%CI 0.9-18.7)、BLMZが8.3%ポイント(同-0.8-17.4)、BDLLfxZが4.6%ポイント(同-4.9-14.1)、DCMZが2.5%ポイント(同-7.5-12.5)で、これらレジメン4種の標準治療に対する非劣性が示された。per-protocol集団(対象計562例)では、非劣性が示されなかったDCMZを除い...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。