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パーキンソン病にエキセナチドの疾患修飾効果は

2025年3月2日  Lancet

パーキンソン病患者194例を対象に、エキセナチド週1回皮下注射で進行を遅らせることができるかどうかを第III相二重盲検並行群間無作為化プラセボ対照試験で検討。主要評価項目は、96週時点のドパミン作動薬非投与下(OFF-medication)での国際運動障害学会による統一パーキンソン病評価尺度(MDS-UPDRS)改訂版パートIIIスコアとした。追跡調査を受けたエキセナチド群の92例とプラセボ群の96例を解析に組み入れた。 その結果、96週時点のMDS-UPDRS III OFF-medicationスコアはエキセナチド群で平均5.7点、プラセボ群で平均4.5点上昇(悪化)した(エキセナチドの効果に関する調整後の係数0.92、95%CI -1.56-3.39、P=0.47)。1つ以上の重篤な有害事象はエキセナチド群の9%、プラセボ群の11%に発生した。...