SGLT2阻害薬は加齢でHbA1c低下わずかも高い心保護効果
2025年3月3日
Journal of the American Medical Association
2型糖尿病患者を対象に抗糖尿病薬3種の治療効果をプラセボまたは実薬と比較した無作為化試験103件のデータを基に、効果の年齢差および性差をネットワークメタ解析で検討。主要評価項目はHbA1cおよび主要有害心血管イベント(MACE)とした。 プラセボと比較して、30歳増加当たりのHbA1cの絶対低下率は、SGLT2阻害薬では単剤[0.24%、95%信用区間(CrI) 0.10-0.38]、2剤併用(同0.17%、0.10-0.24)、3剤併用(同0.25%、0.20-0.30)で小さかった。GLP-1受容体作動薬では単剤(同-0.18%、-0.31--0.05)と2剤併用(同-0.24%、-0.40--0.07)で低下率が大きく、3剤併用(同0.04%、-0.02-0.11)で小さかった。DPP4阻害薬では2剤併用で低下率がやや大きく(同-0.09%、-0.15--0.03)、単剤(同-0.08%、-0.18-0.01)と3剤併用(同-0.01%、-0.06-0.05)で小さかった。30歳増加当たりのMACEの相対低下率は、SGLT2阻害薬で大きく(ハザード比0.76、95%CrI 0.6...
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