ループス腎炎にオビヌツズマブ上乗せで完全腎奏効増加
2025年3月6日
New England Journal of Medicine
標準療法施行中の活動性ループス腎炎患者271例を対象に、オビヌツズマブ上乗せの有効性および安全性を第III相無作為化比較試験で検討(REGENCY試験)。主要評価項目は、76週時点の完全な腎奏効(尿蛋白-クレアチニン比0.5未満、推算糸球体濾過量がベースライン値の85%以上、中間事象なしと定義)とした。 その結果、76週時点の完全な腎奏効達成率はオビヌツズマブ群46.4%、プラセボ群33.1%だった(調整後差13.4%ポイント、95%CI 2.0-24.8、P=0.02)。オビヌツズマブ群の方がプラセボ群よりも、64-76週の1日当たりプレドニゾン用量7.5mg以下での76週時点の完全な腎奏効(42.7% vs. 30.9%、同11.9%ポイント、0.6-23.2、P=0.04)および中間事象なしでの尿蛋白-クレアチニン比0.8未満(55.5% vs. 41.9%、同13.7%ポイント、2.0-25.4、P=0.02)の達成率が高かった。予期せぬ安全性シグナルは検出されなかった。重篤な有害事象の発生率はオビヌツズマブ群で高かった。...
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