金ナノ結晶懸濁液CNM-Au8にALS進行抑制効果はあるか
2025年3月12日
Journal of the American Medical Association
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行に対する金ナノ結晶懸濁液CNM-Au8の効果を第II/III相無作為化二重盲検プラットフォーム試験で検討(HEALEY ALS Platform試験)。ALS患者161例をCNM-Au8の60mg/日群(61例)、30mg/日群(59例)、またはプラセボ群(41例)に割り付けた。主要有効性評価項目は、機能(改訂ALS機能評価尺度)と生存で評価したALS疾患重症度のベースラインから24週までの変化とし、disease rate ratio(DRR)で示した(DRR 1未満は治療の有益性を示す)。161例中145例(90%)が試験を完了した。主解析には、他のレジメンで同時にプラセボに無作為化された123例のデータを統合した。 統合したCNM-Au8投与群と統合したプラセボ群を比較した主解析の結果、主要評価項目(DRR 0.97、95%信用区間0.783-1.175、DRRが1未満の事後確率0.65)および副次評価項目(Combined Assessment of Function and Survivalを含む3項目)で、CNM-Au8に有益性も有害性もな...
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