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第14回 貧血へのアプローチ

2022年4月12日  ドクター寄稿

「危険な貧血」を見過ごさないために  貧血には、赤血球数、ヘモグロビン濃度(Hb)、ヘマトクリット(Ht)の3つの指標があります。酸素運搬能という赤血球本来の機能を考えると、ヘモグロビン濃度が最も重要な指標だといえます。WHOによる貧血の定義では、男性13g/dL以下、女性12g/dL以下とされています。ただし、ヘモグロビン濃度は性別だけでなく、年齢や妊娠の有無でも変化するので注意が必要です。  鉄欠乏性貧血、腎性貧血、ビタミンB12欠乏性巨赤芽球性貧血などは日常的に診療されます。しかし実臨床では、原因がはっきりしない貧血も少なくありません。中にはすぐに専門医へ紹介した方がよい、まれな貧血も潜んでいます。そこで今回は基本に立ち返り、貧血に対する系統的な攻め方を考えてみましょう。...