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複雑PCI後の短期DAPTの有効性と安全性は?

2022年8月1日  ドクター寄稿

本論文は、経皮的冠動脈形成術(PCI)後1カ月間の短期DAPT(抗血小板薬2剤併用療法)と3カ月以上の標準DAPTの効果を比較したものである。1カ月のDAPTのアウトカムを評価したものはさまざまな文献があり、日本から発表されたものでも1カ月のDAPTが安全であったということは報告されているが(JAMA. 2019;321:2414-2427.)、今回の検討で特筆すべきことは、複雑PCIと非複雑PCIに分けてアウトカムを評価していることである。複雑PCIの定義は3枝病変、3つ以上のステント留置、3つ以上の病変の治療、2ステントを用いた分岐部病変、全ステント長が60mm以上、慢性完全閉塞病変という定義になっており、循環器内科医が短期DAPTとするのに抵抗がある患者群に対して短期DAPTの成績を見たという点で意義があると思い、注目した。...