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第3回 HPV検査によって子宮頸がん検診の間隔は延長できるか

2022年8月10日  スペシャリストの視点

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンによる一次予防と、子宮頸がん検診による二次予防の両方が重要です。HPVワクチンの接種率と子宮頸がん検診の受診率、これらの両方が高いオーストラリアでは、2028年には子宮頸がんが撲滅されるだろうと推測されています[1]。HPVワクチンの接種率が高い状態が続くと、集団全体におけるハイリスクHPVの感染率が下がり、子宮頸がんのリスク自体が下がるため、子宮頸がん検診の間隔を延長することができると理論上は考えられます。子宮頸がん検診を受けること自体、女性にとっては負担であり、検診費用を助成する行政の負担もあり、また、検診を提供する医療リソースも地域によっては限られているため、検診間隔を延長する合理的なエビデンスがあれば、延長が検討されて然るべきです。...