がん薬物療法中のFN合併にG-CSFの二次予防投与を弱く推奨
好中球減少症および発熱性好中球減少症(FN)の予防に用いられるG-CSF製剤の適正使用について、日本癌治療学会の最新指針「G-CSF適正使用ガイドライン2022年改訂第2版」の改訂ポイントを解説している本動画シリーズ。今回は、がん薬物療法中の固形がん患者がFNを発症した場合のG-CSF二次予防投与についてです。 治療中の固形がん患者がFNを発症した場合、治療薬の減量や次のサイクルの延期が選択されがちですが、それでは治療効果が損なわれる場合があります。今回の改訂では、そのような場合、特に治癒を含む十分な効果が期待できて治療強度を下げない方が良いと考えられる早期乳がんや胚細胞腫瘍などにおいては、G-CSFの二次予防を「弱く推奨する」と結論されました。三浦裕司氏(虎の門病院臨床腫瘍科)の解説です。...
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