アフェレーシス前のベンダムスチン使用はCAR-T細胞療法の成績に悪影響を及ぼす
2023年11月20日 ドクター寄稿
CAR-T（chimeric antigen receptor-T）細胞療法は、再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫（LBCL）に対して有効な治療法であり、本邦においても使用が拡大している。しかし、CD19標的CAR-T細胞療法によって長期寛解が得られるのは約30-40％とされている。さらに、CAR-T細胞療法後の再発は非常に予後が不良であると報告されている。したがって、CAR-T細胞療法の予後に関わる因子の解析は、再発・難治性LBCLの予後改善に重要である。...