ポストDOAC時代の新世代の抗凝固薬:凝固第XI因子阻害薬の限界と可能性【ESC2024:現地速報レポート】
ESC2024の概略 投稿演題数、日本は世界4位に陥落 欧州心臓病学会(ESC)の学術集会(ESC2024)が、8月30日から4日間にわたってロンドンで開催されている。 (写真:会場の入り口の様子) 公式発表では、今年は過去最多の4451の抄録が投稿され、中国からの投稿が最多であった。コロナ禍以前は日本からの投稿数が最多ことが多かったが、近年、日本からの投稿数は減少し、今回は世界4番目の投稿数であった。 循環器領域の国際学会は、ESCに加えて、米国心臓協会(AHA)および米国心臓病学会(ACC)が有名であるが、近年では欧州で開催されるESCの躍進が目覚ましく、循環器領域での世界最大規模の学術集会となりつつある。その中でも、最新の大規模臨床試験の結果が発表されるHot Line Sessionには世界中からハイレベルな演題が報告され、その詳細はNew England Journal of Medicine(NEJM)を含めた国際一流紙に論文が同時掲載されることも少なくない。 昨年のHot Line Sessionでは、日本からも「STOPDAPT3 Trial」および...
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