疾患軌道図で学ぶ継続外来――脳梗塞後フォローの場合
脳梗塞後のフォロー
チェックリスト
脳梗塞の経過とADLの推移を3パターンに示した。①ラクナ梗塞、②アテローム血栓性脳梗塞、③心原性脳塞栓症として、ある程度当てはめられる
脳の健康は大切。脳血管障害は介入することで、発症抑制はある程度、実現可能である。認知症予防、ADL維持の観点からも脳梗塞予防のための対応は強調される。運動機会を習慣的に持つことも、ぜひ指導をされたい
◆引き継ぎ初診時に確認すること(Q2へ)
病型分類は何か?
抗血栓薬は何か?
動脈硬化のリスク因子は何か?
動脈硬化のリスク因子に対する治療目標は?
◆外来でフォローすべきこと
リスク因子のコントロール(Q2へ)
心房細動の出現はないか?(Q3へ)
◆専門医へコンサルトするタイミング
脳梗塞の再発時(Q4へ)
頸動脈エコー所見で治療適応となる狭窄率がある場合や、注意すべきプラークが指摘される場合(Q5へ)
◆ACPに最適なタイミング
繰り返す脳梗塞イベントの結果、嚥下障害が悪化し、誤嚥性肺炎を反復する場合
(次回以降、Q1~Q5を掲載していきます)...
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