不確実な状況でよりどころとすべきものは何か
2026年1月12日
東京北医療センター総合診療科
(前回の状況の簡単なおさらい )
原因がわからず、検査でも異常が見つからない。
患者も、医師である私もどうすれば良いのかわからず、「もやもや」していました。
この不確実性が高い状況に、どう立ち向かっていけば良いのでしょうか。
医療における不確実性は4タイプに整理できる
Avril Danczakらは著書『Mapping Uncertainty in Medicine 医療における不確実性をマッピングする』1)で、不確実性を4つのタイプに整理できると述べています。
自分の中の"もやもや"がどの種類かを理解するために役立つのが「MUM(Mapping Uncertainty in Medicine)」フレームワークです(図1、2)。
診断がつかない時、私たちはしばしば「よくあることだ」と早合点したり、逆に焦って無闇に検査を重ねたりします。しかし、これらの行動は"不確実性の解消"ではなく、"医師自身の不安"を一時的に落ち着かせているにすぎません。
不確実性に向き合うには、曖昧さを受け入れながら、患者と関係を築き、継続的に診療を重ねていく姿勢が大切です。...
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