在宅の緊急時対応―搬送か、臨時訪問するのか、電話対応か
搬送か、臨時訪問するのか、電話対応かの判断について
在宅医療での臨時対応は、いくつかの方法が考えられますが、クリニックとして24 時間対応の在宅医療を標榜する場合は、必要な場合には医師がきちんと訪問するべきです。悪性腫瘍などは症状変化も激しいため、深夜や休日は電話対応のみで、とりあえず入院を勧めるという対応では患者さんが過度な負担やつらさを味わうことになりかねません。逆に患者さんのもとに実際におもむいて対応することで安心感をもってもらえれば、不安からくる時間外の電話は減っていきます。
表I-4は筆者らが臨時訪問を行う際の基本的な考え方です。
1 初回の症状増悪の連絡時には訪問することを基本とする
緊急連絡が初めてあった場合には、できるだけ訪問することが望ましいです。1つには、患者・家族の臨時訪問に対する心の中のハードルの高さはさまざまあります。したがって、初回の症状が増悪したという連絡については、家族ごとに千差万別で、非常に重篤である可能性が否定できないので、その確認ができること、もう1つは、何かあればきちんと対応してくれるのだという本人・家族の信頼感...
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