「こんな苦しい思いはもう嫌」重症COPD患者の望みを叶えるには
問診では、入院前まで毎日喫煙していることが分かりました。また定期的な健康診断も受けていませんでした。
「(タバコは)やめなきゃとは思っているんですがね」
治療は奏功し、呼吸状態は改善しましたが、入院後の呼吸機能検査などから、重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断されました。
患者さんに、今後も急性増悪を繰り返す可能性があることを伝えると、「入院してこんなに苦しい思いをまたするのは嫌です。今も仕事をしているので、それもできるだけ長く続けたい。これを機にちゃんと体を管理したい。先生、私はどうすればいいですか?」といいます。
過去のカルテを確認すると、数年前に受診歴があり、その時点ですでに長期喫煙者でした。現在は近隣診療所がかかりつけです。禁煙する、健康診断を受けるなど、これまでにできることはあったはずですが、この方はいま、自分の健康に真剣に向き合おうとしています。これからこの方の望む生活を叶えるために、予防医療の視点から、我々はどのようなことができるのでしょうか?...
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