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クローン病は小腸癌、大腸癌の発生リスクを高めるか?

2026年6月3日  ドクター寄稿

潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)は炎症性腸疾患の代表的疾患として挙げられる。UCの特徴の一つとして発癌リスクの上昇が知られ、長期的な癌のスクリーニングを必要とする。一方、CDはUCに比べて患者数が少なく、また高度の狭窄を有す場合には早期に腸管切除が施行される。そのため、炎症が強い病変を長期にわたり経過観察する機会が相対的に少ないためか、実臨床ではCDの癌化患者の手術件数は、UCの癌化例より少ない印象がある。本研究では疫学的手法を用いて、CDにおける小腸癌(SBC)および大腸癌(CRC)の発癌のリスクを評価しており、興味深い結果が得られているため紹介する。...