新血栓溶解薬TNKのドラッグロス解消なるか――T-FLAVOR最終解析がJAMA Neurol誌に掲載
国立循環器病研究センターの井上学氏(脳血管内科客員研究員)らによる、医師主導型ランダム化比較試験「T-FLAVOR試験」の最終解析結果が、JAMA Neurology2026年6月1日電子版に掲載された。同試験は、主幹動脈閉塞(LVO)を伴う急性期脳梗塞患者に対し、新規血栓溶解薬テネクテプラーゼ(TNK)の有効性と安全性を、日本における標準治療である低用量アルテプラーゼ(ALT)と比較した世界初の第II相多施設共同試験。2025年10月の世界脳卒中会議(WSC)プレナリーセッションにて主要評価項目の速報値が発表されていたが(参照「資金難で初のクラファン、脳梗塞新薬試験が国際学会発表」)、今回の論文では、詳細なサブグループ解析やメタ解析の結果も新たに示された。井上氏は「今回の一連の取り組みを、国内でのドラッグロスに一石を投じるきっかけにしたい」と話している。(m3.com編集部・坂口恵)...
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