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JAK阻害薬と生物学的製剤、重篤感染症リスクは同等【第65回リウマチ学会】

2021年7月7日  MMJ

 第65回日本リウマチ学会総会・学術集会(会長・竹内勤慶應義塾大学医学部リウマチ・膠原病内科教授)が4月26-28日、完全WEB方式で開かれた。27日にはシンポジウム11「関節リウマチ治療に対する感染症のインパクト」がライブ配信され、明治薬科大学准教授で東京女子医科大学医学部膠原病リウマチ内科学講座の酒井良子氏は「関節リウマチと感染症:疫学的視点から」をテーマに講演した。JAK阻害薬の感染症リスクについて、ランダム化比較試験(RCT)のメタ解析では、重篤感染症の発現率は生物学的製剤とほぼ同等だが、帯状疱疹のリスクが高い傾向にあったと述べた。(MMJ編集長・吉川学) 関節リウマチで感染症リスクの把握が重要な理由  酒井氏は最初に、関節リウマチ(RA)患者は感染症リスクが一般人口と比較して約2倍高く、RA患者の主な死因の一つであるとし、日本人RA患者でも、肺炎による死亡が多く、生命予後に直結する重大な合併症であると述べた。  2000年代以降、生物学的製剤やJAK阻害薬が登場し、RAの薬物治療は飛躍的に進歩。患者のQOLが大きく改善する一方で、生物学的製剤使用下での重篤な有害事象...