医薬品医療機器総合機構(PMDA)は7月29日、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「超音波処置用能動器具」(商品名:ハーモニックHD1000i)の自主回収情報(クラスII)を発表した。当該製品の一部で作動に問題がある可能性が判明したための措置で、回収作業は同日より実施している。 回収対象となったのは、2020年10月15日‐21年4月20日に出荷された製品番号HARHD20,、HARHD36の計2万3082個。当該製品の一部で、Energyハンドコントロールボタンを離した状態でもアクティブブレードの作動が止まらない可能性があることが判明した。そのため同社では、当該製品の自主回収を実施することを決めた。納入先はすべて把握しているという。鏡視下または目視下での使用において、当該製品のアクティブブレードの作動が止まらない場合、アクティブブレードが接触した組織を損傷させる可能性がある。しかし、アクティブブレードが作動する間、併用機器である「EESジェネレーター」から作動音が鳴るため、術者はただちに異常を認識し、適切な措置を取ることができる。そのためジョンソン・エンド・ジョンソンでは重篤な健康被...
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