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3剤併用で重症コロナ人工呼吸9割回避

2021年8月20日  m3.com編集部

現在、国内で酸素吸入や人工呼吸管理が必要な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に使用されている、抗ウイルス薬レムデシビル、ステロイド薬デキサメタゾン、JAK阻害薬バリシチニブの3剤併用療法の有用性と安全性を検証した小規模な前向き観察研究の結果が明らかになった。約10日の治療期間の死亡率は2.3%、90%が人工呼吸器の装着を回避できたなどの成績が示された。日本赤十字社医療センター呼吸器内科部長の出雲雄大氏らが8月10日付のRespiratory Investigation(電子版)に報告した。 【試験の概要】 2020年12月から2021年1月にかけて同センターに入院した、高度腎機能障害のないCOVID-19重症または重篤患者の連続症例44例(患者平均年齢61歳、男性80%)に対し、レムデシビル(投与初日200mg/日から開始し、投与2日目以降100mg/日を10日間、人工呼吸器装着の有無により調節)、デキサメタゾン(6-10mg/日を10日間)にバリシチニブ(4mg/日を経口または経鼻胃管で14日間または退院日まで投与、腎機能悪化例では減量)を追加した3剤併用療法を実施した...