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糖尿病治療中、全身倦怠、食欲不振、悪心、嘔吐

2021年8月25日  三輪書店

寺沢秀一 (著)『研修医当直御法度 百例帖第2版』(三輪書店)より転載 Case 31歳、女性 既 往 23歳の時から糖尿病でインスリン24単位を毎日使用。 病 歴 2日前から全身倦怠、食欲不振、悪心、嘔吐があり、午前2時に救急室を受診。 所 見 意識清明、血圧110/70、脈拍86/分(整)、呼吸24/分、体温37.2℃。胸腹部異常なし。 経 過 当直医は「急性胃炎」と診断して消化薬を処方し、翌朝内科外来に受診するように説明して帰した。患者は翌日には受診せず、翌々日の午前11時に救急車で運ばれてきた。 所 見 JCS 20。血圧90/70、脈拍126/分(整)、呼吸24/分で大きな呼吸、SpO2 98、体温36.9℃、瞳孔異常なし、神経学的左右差なし、舌がカラカラに乾燥している。 検 査 検尿:蛋白(-)、糖(+++)、ケトン(+++)、白血球23,000、Ht 52、BUN 41、Cr 2.1、Na 148、K 6.1、Cl 108、血糖482、動脈血ガス分析:pH 7.08、PaCO2 14、PaO2 121、HCO3- 4 この患者の診断は何だと思いますか 糖尿病患者の不定愁訴...