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診断は急性胆嚢炎!腹痛のフィジカルのとり方を学ぶ

2021年9月3日  金原出版

岩田健太郎著『HEATAPP!たった5日で臨床の質問力が飛躍的に向上する、すごいレクチャー』(金原出版)より転載 腹部のフィジカルのとり方 岩田 反跳痛が出る一番クラシックな病気といえば、急性虫垂炎(acute appendicitis)です。 虫垂は俗語でよく「盲腸」と言われていますけど、本当の盲腸は別の部位のことでしたね。回腸・盲腸があってその先にあるのが虫垂です。ここが腫れるのが虫垂炎です。一般の人はこれを盲腸と言いますが、われわれはそうとは言わないわけですね。 虫垂が腫れるとそのまわりを腹膜が覆っているので、腹膜刺激症状が出ます。そして、特にマックバーネーと言われている右の下腹部のある1点を押して、ポンと離すとより痛みが強くなる(図5)。これがrebound tendernessで虫垂炎に特徴的といわれています。ただし右の下腹部もいろいろな病気を起こすので、これだけで虫垂炎と決めつけるのも実は危ないですね。 昔、ぼくの先輩に虫垂を切るのが大好きな外科の先生がいました。夜中に「先生、来てください。アッペ疑いなんですけど」と言っても、喜んでほいほい来てくれるのはこの人だけでした。普...