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顔面の発疹から全身痙攣、意識障害

2021年9月7日  三輪書店

寺沢秀一 (著)『研修医当直御法度 百例帖第2版』(三輪書店)より転載 Case 53歳、男性 既 往 喫煙歴、アルコール歴以外に特記すべきことなし。 病 歴 午後9時に「今朝から右のふくらはぎが痛い」という主訴でびっこを引きながら自家用車で救急室を受診。昨夜、建築現場で働いたための「肉離れ」ではないかという。 所 見 意識清明、血圧106/72、脈拍102/分、呼吸20/分、体温37.8℃ 痛がる部位に軽度の発赤があり、圧痛も著明。 経 過 研修医は蜂窩織炎を疑い、当直室の上籍医に電話相談すると、「抗菌薬の点滴と、内服の抗菌薬を処方して、明日の皮膚科外来へ来るように言いなさい」とアドバイスをもらった。セファメジンα 2 gの点滴静注、セフゾンの処方で約1時間後に帰宅した。 8時間後に救急車で搬送され、血圧が触診で70台であった。 この患者には何が起きていたのでしょう? この研修医のアプローチで改善すべき点は何でしょう? ...