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第8回 高齢高リスクMDSへの同種造血幹細胞移植が予後を改善

2021年9月10日  スペシャリストの視点

今回扱う論文 Biologic Assignment Trial of Reduced-Intensity Hematopoietic Cell Transplantation Based on Donor Availability in Patients 50-75 Years of Age With Advanced Myelodysplastic Syndrome Journal of Clinical Oncology 2021; JCO2003380 はじめに 高リスクの骨髄異形成症候群(MDS)は、予後不良な血液悪性疾患の一つです。同種造血幹細胞移植は治癒を目指す一つの有効な手段と考えられますが、前向きにランダム化比較試験などでその有効性を証明したものは存在しません。今回、米国の多施設共同研究にてドナーの有無で2群に前向きに割り付けることで、同種造血幹細胞移植の有効性を評価する移植の領域では大規模な臨床試験が行われ、その結果が報告されました。今回はその論文を取り上げます。 論文概要 同種造血幹細胞移植はMDSにおける唯一の根治的な治療法である。近年では比較的高齢の症例にも移...