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第10回 体外増幅臍帯血と標準臍帯血を用いた移植の第3相RCT

2021年9月28日  スペシャリストの視点

今回扱う論文 Omidubicel Versus Standard Myeloablative Umbilical Cord Blood Transplantation: Results of a Phase III Randomized Study Blood 2021年6月22日付電子版 はじめに 臍帯血を用いた移植法は、血液疾患に対する同種移植法の一つとして、特にわが国において広く用いられています。その治療成績は近年、他の移植源と同等なレベルにまで改善してきていますが、臍帯血移植の重大な欠点の一つに、移植後の血球回復までにかかる期間が長く、生着しないリスクが高いことが挙げられます。 そのような欠点を解決するため、臍帯血を特殊な技術を用いて体外で培養し、幹細胞成分を増やした後に移植する方法の開発が進んでいます。今回、米国の多施設共同研究にて、体外増幅した臍帯血(omidubicel)を用いた移植と通常の臍帯血を用いた移植の2つの群に前向きにランダムに割り付けて治療成績を比較する臨床試験が行われ、その結果が報告されました。今回はその論文を取り上げます。 論文概要 omidubicel...