臨床ダイジェスト

ログイン 会員登録

  1. m3.comトップ
  2. 臨床ニュース
  3. 第30回 Lutetium-177-PSMA放射性リガンド療法の候補症例は?

第30回 Lutetium-177-PSMA放射性リガンド療法の候補症例は?

2021年10月13日  スペシャリストの視点

前立腺特異膜抗原(prostate-specific membrane antigen;PSMA)は前立腺がん細胞で過剰発現しており、特に高悪性度がんや去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)においてより高発現しています。本連載の第6回では、最新の前立腺がん画像診断であるPSMA-PETは、18F-fluciclovine PETなどの他の高感度PETと比較しても、前立腺全摘後の生化学的再発時においてPSA低値でも病変の局在診断に有意に優れていること(Lancet Oncol 2019; 20: 1286-1294)、高リスク非転移性CRPCに対するPSMA-PETの高い転移部位検出能を紹介しました(Clin Cancer Res 2019; 25: 7448-7454)。治療に難渋する転移を有するCRPC(mCRPC)に対して、上記の特性を利用したLutetium-177-PSMA放射性リガンド療法(177Lu-PSMA療法)について、2021年に注目すべき論文がいくつか出ました。本連載で次回より3回にわたり取り上げ、第31回はVISION研究(N Engl J Med 2021; 385:...