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第2回 統合失調症と双極性障害は本当に異種の疾患か

2021年11月21日  スペシャリストの視点

エミール・クレペリンが精神病を症状の違いから統合失調症と双極性障害に分けてから現在のDSM-5に至るまで、統合失調症と双極性障害は異種の疾患として扱われています。しかし前回、双極性障害に使用する薬剤を解説した際、米国でもドイツでもスコットランドでも双極性障害に対する抗精神病薬の使用が過半数を占めるようになり、反対にリチウムの使用率が低下していました。もし統合失調症と双極性障害が全く異なる異種の疾患なら、統合失調症の治療薬として開発されたはずの抗精神病薬が双極性障害に効くはずがありません。クレペリンの「統合失調症と双極性障害は原因の異なる異種の疾患である」という仮定が間違っていたのではないでしょうか。統合失調症と双極性障害は表出症状が異なっていますが、病態生理には共通部分があったのではないでしょうか。...