バイオマーカーを用いた心房細動患者の死因別死亡リスク予測
心房細動患者に対するアピキサバンの効果を検討したARISTOTLE試験登録例のうち無作為化時にバイオマーカーを測定し得た1万4798例を対象に、Coxモデルを用いて各死因別死亡と独立して関連する臨床変数およびバイオマーカーを調査した。 その結果、トロポニンT値倍増が突然死(ハザード比1.48、P<0.001)、N末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)が心不全死(同1.62、P<0.001)、増殖分化因子-15(GDF-15)が出血死(同1.72、P=0.028)、脳卒中/全身性塞栓症の既往(同2.58、P>0.001)とトロポニンT値(同1.45、P<0.0029)が脳卒中/全身性塞栓症死の最も強い予測因子だった。...
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