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職場での報奨金付き禁煙プログラムが有効

2020年10月28日  British Medical Journal

タイ・バンコクの大規模工場の作業場101カ所(企業84社、喫煙者4172例)を対象に、8種類の報奨金付き禁煙プログラムの効果をクラスター無作為化比較試験で検討した。 intention-to-treat解析の結果、プログラム参加率は比較的高く、全体で58.7%、報奨金なしの通常治療群で61.3%だった。12カ月時の7日間禁煙率(検査で確認)は預託金あり群14.9%、なし群14.6%で差はなかったが(調整後差0.8パーセントポイント、95%CI -2.7-4.3、P=0.65)、個人ベースのプログラム群の15.6%に比べチームベースのプログラム群で13.1%とやや低く(同-3.2パーセントポイント、-6.6--0.2、P=0.07)、報奨金なし群の12.4%に比べ40ドルの報奨金群で16.5%と高かった(同5.9パーセントポイント、2.1-9.7、P=0.002)。いずれの評価項目でも、40ドルの個別報奨金群の効果が最も高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Co...