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あじさいネット、長崎全県域をほぼカバー

レポート 2012年11月27日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

NPO法人長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会「あじさいネット」は、11月26日会見を開き、この10月から佐世保エリアで運用を開始し、長崎県域をほぼ全てカバーできるネットワークを構築したことを発表した。 「あじさいネット」は2004年10月に開始。インターネットを使った医療連携システムで、患者の同意を得た上で、地域の基幹病院の電子カルテや検査・画像データなどを連携先の施設が閲覧できる仕組み。患者情報を提供するのは17病院で、他に5病院が参加を予定(2012年11月26日現在)。一方、情報閲覧施設は、病医院や薬局など現在162施設。情報共有に同意した登録患者数は約2万4000人に上り、毎月約500人ずつ増えている。 長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会会長で、大村市医師会会長の小尾重厚氏。 同協議会会長で、大村市医師会会長の小尾重厚氏は、「あじさいネットは、医療の効率化を図るとともに、お互いの顔が見える連携を行い、病院完結型から地域完結型の医療に転換し、患者が切れ目なく安心して医療を受けられるシステムを目指して発足した。佐世保エリアの参加により、名実ともに長崎県全域をほぼ網羅...