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回帰不連続デザインはランダム化試験の代わりになるか

オピニオン 2022年3月20日 (日)  國頭英夫(日本赤十字社医療センター化学療法科)

最初にお断りしておきますが、今回の”value trial”は、実際に行われたものの紹介ではなく、あくまでも「これから行う」試験のデザインを、練習問題として考えよう、という趣旨です。その前提からして、現実に存在するエビデンスに基づいてはおらず、「これからこうなるだろう」という予想からなっていますので、これが外れたら、今回提示する「試験」は決して日の目を見ません。それでもこれに連載の一回を割いて書くのは、この方法論が(少なくとも私にとっては)非常に興味深くかつ有用と思われ、加えてほとんどの方に馴染みが薄いだろうからです。...