「人生の最終段階」日米のギャップに直面 - 伊藤香・帝京大学救急医学講師に聞く◆Vol.2
インタビュー
2022年2月21日 (月)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
――日本に帰国されて臨床に従事する中で、「Goals-of-care Discussion」について日米の差はなかったのでしょうか。
私が1年間の外科集中治療のフェローシップを終えて、外科集中治療専門医資格を取得して帰国したのは2016年10月です。
アメリカでは事前指示書を所有しているのが全国民の約40%、高齢になればその率はもっと高くなるというデータがあります。その上、医療保険制度の違いもあるのかもしれませんが、アメリカでは、人生の最終段階に差し掛かっている方が、救急車で心肺蘇生をされながら搬送されてくるケースはほとんどありませんでした。仮に搬送されてきても、侵襲的な治療ではなく、緩和的な治療のみを選択するような状況でした。...
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