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民間圧迫はNG、公的な立ち位置は堅持 - 岩中督・埼玉県立病院機構理事長に聞く◆Vol.3

インタビュー 2022年4月2日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――さまざまな改革を進め、好循環が生まれているようです。そもそも地方独立行政法人の病院として、どんな役割を果たすべきとお考えになっているのか、改めてお教えいただけませんか。  埼玉県は、人口当たりの病床数や医師数が全国最低であるなど、ただでさえ医療資源が少ない県ですから、民間の医療機関を痛めつけてまで、患者さんを集めるなどの取り組みは絶対にやってはいけないことです。民間医療機関が手を出しづらいもの、あるいは民間医療機関がない空白地帯を埋めるなどの役割は、県立病院時代から変わるものではありません。...