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専門医更新、「医師少数区域」1年勤務は後退 - 小寺泰弘・前外科学会専門医制度委員会委員長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2022年5月25日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

 日本外科学会は2021年の定期学術集会で、専門医更新の際、試験を課したり、「医師少数区域」の従事要件を課すなどの動きについて問題提起していた。  この4月には学会のホームページに「外科医希望者の伸び悩みについての再考」を掲載。シーリング(専攻医数の上限)が設定されていないにもかかわらず、2022年度の採用者数は852人で、専攻医全体に対する割合が低下しているからだ。  2018年度のスタートから、5年目に入った新専門医制度。外科専門医制度の現状や課題について、この4月まで4年間、日本外科学会専門医制度委員会委員長を務めた小寺泰弘氏(名古屋大学消化器外科学教授)にお聞きした(2022年5月20日にインタビュー。全3回の連載)。...