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「D to D」、PHR、デジタル医療の課題多々 - 高尾洋之・慈恵医大准教授に聞く◆Vol.3

インタビュー 2022年7月1日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――ところで、先生が開発に携わった医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」(販売元:株式会社アルム)の現状は。  2016年度の診療報酬改定で、日本で初めて医療用アプリとして保険適用になったのが、「Join」です。脳卒中ケアユニット入院医療管理料の施設基準は「当該保険医療機関内に、神経内科または脳神経外科の経験を5年以上有する専任の医師が常時1人以上いる」ことでしたが、神経内科または脳神経外科の経験を5年以上有する担当の医師に常時連絡が可能であり、診療上必要な情報を直ちに送受信できる体制を整えている場合には、医療機関内の医師の要件は「3年以上の経験」に緩和されました。この送受信に使うアプリが、「Join」です。...