参院選2022：選挙公約【社会保障編】

　自民党の参院選の選挙公約には、全世代型社会保障の構築、出産育児一時金の引き上げ、医療DXの推進、国民皆保険堅持など、政府がこれまで打ち出してきた政策が並ぶ。公明党の公約にも、認知症やがんなどの疾患対策のほか、マイナンバーカードの健康保険証登録や電子処方箋、PHRの推進などなど医療DXを意識した項目が入った。　 　10月から後期高齢者の患者負担が原則2割となる。立憲民主党は負担増の撤回、日本維新の会は「年齢で負担割合に差を設けるのではなく、所得に応じて負担割合に差を設ける仕組みに変更」、社会民主党は「医療費負担を1割に止める」と、それぞれ対案を示した。一方で、NHK党は、「高齢者の医療費の自己負担を3割に引き上げることをタブー視しない」とさらなる引き上げを提案。...