渡辺新理事長が抱負「専門医制度を確固たるものに」専門医機構
レポート
2022年7月5日 (火)
岩崎雅子(m3.com編集部)
新たに日本専門医機構の理事長に就任した渡辺毅氏が7月4日、就任記者会見を開き、「日本の新しい専門医制度を確固たるものとするために全力を尽くしたい」と抱負を語った。「安定的な運営に至る過渡期。新しい視点を入れていきたい」と述べ、「特にサブスペシャルティは問題が蓄積している」と課題を指摘した。
渡辺氏は、日本内科学会の認定制度委員会委員長(当時は審議会長)を務め、その後日本専門医機構(当時は専門医制度評価認定機構)の役員に就任。第3期、4期の理事会(2018~2022年)では、主としてサブスペシャルティ領域の検討委員会の委員長を務めた。推薦で渡辺氏の名前が上がり、それ以外の候補はいなかった。
渡辺氏はサブスペシャルティ領域に関して「色々な問題は残っているが、比較的順調に進んできている」と評価。「日本の学会は個々の制度は優秀だが、ダイバースなのが特徴で、標準化されていない」と課題を指摘し、「できるだけ標準化し、機構が認定したものであれば国民の方に安心していただけるレベルを保つのが重要な課題だ」との認識を示した。...
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