宿日直規制で「医師派遣滞り、収入減・退職の負の連鎖も」松本日医会長
レポート
2022年7月8日 (金)
小川洋輔(m3.com編集部)
日本医師会の松本吉郎会長は7月7日、島根県松江市で始まった第72回日本病院学会で、医師の働き方改革を巡って講演し、「大学からの(医師)派遣が滞れば、当然ながら医療機関を維持できなくなるし、大学の医師も収入が減少、そして大学病院を辞めてしまう。負の連鎖が起こる可能性は十分ある」などと、宿日直許可の基準緩和を改めて訴えた。医療機関勤務環境評価センターは今年秋に運用を始める意向を示し、「2024年4月は目の前に迫っている。この秋から取り組まないと間に合わないかもしれない」と、各病院の早期の対応を促した。...
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