第7波は高いけど「柔らか」、救急搬送困難は本当か - 荘司輝昭・立川在宅ケアクリニック院長に聞く

　都内では過去最多の新規感染者が続く中、在宅医療を手掛け現場も大変かと思いきや、第5波や第6波と比較して、「波は柔らかい」印象――。こう語るのは、東京都の立川市医師会理事で、酸素・医療提供ステーション（立川）の統括アドバイザー医師、立川在宅ケアクリニック（東京都立川市）院長の荘司輝昭氏だ。 　救急搬送困難事例も連日伝えられるが、「マスコミの過剰報道が、国民の不安をあおっている」と問題視する。「今のコロナ禍は、地域包括ケアシステムの究極の実験場」とも指摘する荘司氏に多摩立川地域の現状を踏まえつつ、現状と対策をお聞きした2022年7月29日にオンラインでインタビュー）。...