兵庫県、足かけ約20年で11の再編統合実現へ - 杉村和朗・兵庫県病院事業管理者に聞く◆Vol.1

　兵庫県内では2013年度から2028年度までの約15年間で、県内で11の病院の再編統合が実現する見通しだ。2013年度に発足した北播磨総合医療センター（450床）を皮切りに、今年4月には、県立はりま姫路総合医療センター（736床）が誕生した。2022年度には川西市立総合医療センター（405床）が開院予定で、他にも3案件が予定されている。 　地域医療構想が打ち出されても、関係者や地域住民の合意が得られず、病院の再編統合が難航するケースは多いが、なぜ兵庫県ではこれだけの再編が進んだのか。 　神戸大学放射線科教授や同大病院の副院長、病院長、同大理事などを歴任し、現在は兵庫県病院事業管理者を務める杉村和朗氏に取材した。...