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医師会員同士が助け合うシステムを作りたい - 伊在井みどり・岐阜県医師会会長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2022年8月29日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――岐阜県の医療の課題をどう捉えておられますか。  広い県内で医療資源の格差があり、地域の医療事情が大きく異なります。例えば新型コロナウイルス感染症の患者増加で東濃医療圏で医療が逼迫した場合、全県下でお互いに助け合いながら対応する体制をさらに強化していく必要があると考えています。  コロナ禍について言えば、基幹病院は今、本当に悲鳴を上げています(取材は2022年8月8日に実施)。先週までは中等症までは引き受けてくださっていましたが、今は重症に特化せざるを得ず、本当に厳しい状況になっています。私の病院(安江病院)も含め、中小病院がどこまで受け入れるかを話し合わなければいけない状況です。...