「全くの机上の空論」政府の発熱対応策に医師から懸念の声
レポート
2022年10月28日 (金)
小川洋輔(m3.com編集部)
今冬の新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行に備え、政府がリスクの低い発熱患者に受診前の新型コロナ自己検査を促す方針を公表した。この体制は、患者が適切に自身の重症化リスクや症状を判断することを前提としている。m3.com編集部がm3.com会員に尋ねたところ、「多くの人が適切に判断できる」と答えた医師は13.7%にとどまり、86.4%は適切な受診ができないと答えた。特に、重症化リスクの低い軽症者が医療機関を受診する可能性が高いと懸念する医師が多かった。インフルエンザについては、電話・オンライン診療での診断が可能とされたが、多くの医師が「診断できない」と答えた。自由記述欄には、「全くの机上の空論」「最悪の指針」など厳しい声が相次いだ。...
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