14病院1検診センター、7000床規模で発足 - 東京都立病院機構◆Vol.1

地方独立行政法人「東京都立病院機構」がこの7月に発足、4カ月近くが経過した。同機構は、都立8病院、公益財団法人東京都保健医療公社の6病院と1がん検診センターを、計14病院・1センターを全て同機構が運営する体制だ。その規模は7297床、常勤職員約1万人、非常勤も合わせると職員数は約1万5000人に上る。 同機構の理事長は東京都副知事などを歴任した安藤立美氏。副理事長として機構の舵取りを行うのが、循環器内科医で、多摩総合医療センター副院長、多摩北部医療センターや墨東病院の院長を歴任した上田哲郎氏だ。 公立病院改革や地域医療構想が進む中、この時期に地方独立行政法人としての運営に切り替える背景や狙いは何か。今後、どんな舵取りを予定しているのか。上田氏と、機構理事で法人本部次長も務める船尾誠氏にお聞きした（2022年10月21日にインタビュー。全3回の連載。文中、敬称略）。...