医師306人「2024年4月でも1860時間超え」厚労省調査

厚生労働省は11月28日、「医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査」の第2回、第3回調査の結果を公表した。罰則付き時間外労働時間上限が医師にも適用される2024年4月時点で通算1860時間相当超になると見込まれる医師が大学病院本院69人、それ以外の病院で204人、有床診療所で33人の合計306人との集計で、医師引き揚げによる診療機能の支障見込みを回答した医療機関も43あり、同省は重点的に状況把握や支援を行う考えを示した。調査結果は同日の社会保障審議会医療部会（部会長：永井良三・自治医科大学学長）に報告した（資料は同省のホームページ、第1回調査は『全82の大学病院本院「副業先勤務予定把握している」』参照）。...