産婦人科医会、出産費用の公表に「費用の強調はミスリード」

日本産婦人科医会は12月9日、厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会（部会長：田辺国昭・国立社会保障・人口問題研究所所長）に、出産にかかる費用を医療機関ごとに公表する方針に懸念を示した。出産費用は、妊婦が出産場所を選ぶ理由の上位ではないなどとして、費用等に限った公表は「ミスリード」とした。同部会は、出産育児一時金の引き上げの検討に伴い出産費用の「見える化」が必要として、出産費用を医療機関ごとに公表する方向で検討している（『病院ごとの出産費用、厚労省が一覧表作成し公表へ』を参照。資料は厚労省のホームページ）。...