30歳代で老健施設長「あいつは終わった」とバカにされても

昭和大の大学院を卒業すると、早々に医局を辞めフリーランスに転身。30歳代にして、老人保健施設の施設長や工場内の診療所所長、産業医などを転々とした。「せっかく医師になったのにもったいない」「まだ若いのに、あいつは終わったな」。周囲からはバカにされ、落ち込むこともあった。だが信念は曲げなかった。「これが自分のやりたいこと。症例や論文の数だけが医師の価値ではない」。...