福井大教授が査読操作「研究者倫理から逸脱した行為」
レポート
2022年12月20日 (火)
小川洋輔(m3.com編集部)
福井大学は12月20日、在籍する教授が自身の論文6本の査読の文案を別の教員に作らせるなどの「査読操作」があり、論文を取り下げるよう勧告したと発表した。教授らの行為を「研究者倫理から逸脱した行為」とする調査報告書を公表した。教授は「高名で多忙な先生なので、査読の負担をかけたくなかった」と説明しているという。福井大は教授に対して、論文を取り下げるよう勧告するとともに処分を検討している。ねつ造などの特定不正行為には当たらないため、所属や氏名は公表しなかった。既に学術誌2誌が論文の掲載を取り下げている。...
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