「2022年度収支、クラスター発生で収益悪化の懸念」全自病会長
レポート 2023年1月12日 (木) 佐藤夕（m3.com編集部）
全国自治体病院協議会の小熊豊会長は1月12日、年頭の会見で2022年を振り返り、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の第6波、7波、8波では自治体病院に多くクラスターが出たため一般の医療を制限せざるを得なかった病院もあり、医業収益が落ちているのではないかという懸念を示した。その上で2020年度、2021年度は政府からの空床補償等の補助金で収支が黒字になった病院があったが2022年度の状況は明らかになっていないとして、実態調査を進めていることを明らかにした。実態調査ではクラスターの発生件数や医療の制限の度合いを聞くとともに2022年度の決算見込みの報告を求め、早期に公表したい考え。...